皆さんは思いがけないアクシデントが起きたときどうしますか?
失敗したと諦めてしまいますか?
それとも楽しめますか?
昨年の今頃、北極星を中心に星が回っている写真がどうしても撮りたくて、鳥海山に行きました。
良く考えるとかなり無謀な強行スケジュールだったのですが、前日の夜、飲み会の席で北極星の写真が撮りたいという話をすると、たまたま星にとても詳しいひとがいて、「ちょうど明日は新月で日本海側の天気も良いという話しになり、その場で行く事を即決、仕事の後19時に友人と待ち合わせて仙台から日本を横断して、一路鳥海山に向かいました。
奇跡的に雲ひとつ無い星空は、あふれんばかりの星々でもう星座がわからなくなるくらいで、天の川も綺麗に見えました。
超感動しつつ、写真を撮ろうと思ったのですが、良く考えると星の撮り方が分かりません。(汗)
インターネットで調べようとすると電波が届かず、普通に撮影してもうまく撮れませんでした。
真っ暗闇のなか途方に暮れていると、向こうの方から声がして、山岳カメラマンの方に助言を頂く事が出来ました!
設定も分かり、いざバルブ撮影なるものをしてみようとしたところ、レリーズが無いと長時間開放に出来ない事が分かりました。
指でシャッターを押したままだと開放は出来ますが、手ブレがひどくて長時間は無理です。
いよいよ絶対絶命かと思いましたが、私達は諦めませんでした。
手持ちの物をあさってみると、割り箸と養生テープがあったので、シャッターを押したままの状態にして、日光写真の要領でキャップで露光時間を調整する事で、クオリティはともかく撮影することが出来ました!
撮影出来たお陰で、他にも沢山の改善点を見つける事が出来ました。
本当に実現したいことは声に出して言って見ると、不思議と必ず協力者が現れます。
そして、実際に何かを始めると困難やアクシデントに出会うものです。
でも、途中で諦めずに最後までやり通す事の重要性は、まさにそこにあると思うのです。やって見たからこそわかった事が沢山あり、やらずに終わった場合とは比べ物にならない経験をする事が出来るので、次の機会には物凄く開きがあるという事です。
今年はあいにく鳥海山は天候が悪いため、地元宮城の升沢に行きました。
仙台に近いのですが、すり鉢状の地形のため光が入らず、鳥海山とは比べ物にはなりませんが、星は沢山見えました。
今年は昨年の経験からレリーズの変わりにリモコンを用意して、設定も万全!
しかし、三脚は持って来たもののカメラと三脚を繋ぐ雲台を忘れてしまいました…
でも、慌てず騒がず、今持っているものを確認し、ガムテープと紐で三脚にカメラを括りつけて、なんとか撮影してできました!
満足のいく写真ではなかったのですが、またひとつ貴重な経験を積み、新たなチャレンジ目標を手に入れた夜でした(笑)
起業家の育成で有名な、株式会社あきない総合研究所の代表取締役 吉田 雅紀さんは、「起業しても最初はどうせ失敗するのだから、悩んでないでさっさと失敗しなさい。」と言います。
必要以上に時間をかけて、ああだこうだと悩み、準備をして大きく失敗するよりも、小さく早く失敗してみて、そこから学んで成功しなさいということなのだと思います。
また、やずやの大番頭こと、株式会社未来館(やずやグループ)代表取締役社長 西野 博道先生は、「失敗は”天”からのプレゼント!」といい多くの失敗から学び、少ない成功によって成長していくので、失敗を恐れてはいけない。失敗を楽しみなさい。とおっしゃっています。
そして、アチーブメント株式会社代表取締役社長 青木 仁志さんは、
“失敗は経験”
失敗無くして経験無し、経験無くして成長無し、成長無くして成功無し。
どのような状況下にあっても肯定的な解釈をする事は可能なので失敗した事も「だから私は成功する」と考えれば良いとおっしゃっています。
みなさんも、失敗を恐れずに、どんどんチャレンジして、失敗から多くを学んで下さいね。